夜と霧 新版(ヴィクトール・E・フランクル)

夜と霧 新版

夜と霧 新版

この本は、20世紀の人類経験として後世に残すべき書籍。原著の初版は1947年。

ユダヤ人を迫害し続けたナチス強制収容所での生活を余儀なくされた著者(ユダヤ人)の心理分析告白。著者は心理学者であり医者。その頃の苦痛の日々の実態を心境の変化とともに書きしるしている。鋭い精神分析。これが偽りのない真実。この残酷で残忍な真実は知っておくべき。人間の生存の意味を疑う精神の極限。自己が崩壊した者は死。強制収容所を出た後の実態がやたら心に刺さった。てか読まなきゃ伝わらないよ。これは。

私は恵まれすぎている。