沈黙(遠藤周作)

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

勧められていたので一読。

最後まで一気に読んでしまった。引き込まれた。いやーすべての宗教の信仰について考えさせられた。なんだこの生々しい信仰心失墜までの描写は。主役は、島原の乱後の厳しいキリシタン禁制を敷いた日本に潜入したポルトガル宣教師。宗教の理想とその当時の実際の現実との狭間での憤り。伝統的な神の定義・存在について切実な切り込みを入れた本。遠藤氏に脱帽。

こいつはみな宗教関係なく一度読んどくといい。