時間は実在するか(入不二 基義)
- 作者: 入不二基義
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/12/16
- メディア: 新書
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内容は近代の哲学者マクタガートの「時間の非実在性」の証明が成功したのかどうか。結論は、時間が実在する・しないではなく、時間が実在するかどうかという質問自体が愚問。時間が実在するかしないかは質問自体定義できない。よってマクタガートは証明以前に命題を失っていた。って内容。
うーん、今は時間をほんの少し戻したいだけ。時間が存在するしないとかそんな議論より、今の頭の中で思い出に時間は存在してる。時間もどせねーよな。今回はこの本を読んだタイミングが悪すぎた。
著者様、内容素敵な本でしたよ。
以下、マクタガートの時間論。
A系列、B系列は存在しないが、C系列は存在する可能性がある
- A系列
- 過去から未来へと動く「今」に視点を置いた時間
- B系列
- 年表のように過去から未来までを一望に見下ろす時間
- C系列
- カレンダーの暦のような1,2,3・・・といった要素の配列